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柴田葵『母の愛、僕のラブ』

1,980円

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『母の愛、僕のラブ』 柴田葵 A5判変形、並製、128ページ 定価:本体1800円+税 ISBN978-4-86385-387-4 C0092 装画:宮崎夏次系 栞:大森静佳、染野太朗、永井祐、野口あや子、文月悠光 第一回笹井宏之賞大賞受賞! 選考委員、激賞!! 「この作者は、短歌の一人称性に、ジェンダーの問題に、なにか大きなものを投げかけている」(大森静佳) 「俯瞰と接近、そのうねりによってこの歌集は、いかにも強いエネルギーを纏っている」(染野太朗) 「柴田の歌のわたしが好きなところは、生きること、生きている社会をまっすぐに問う姿勢である」(永井祐) 「柴田の歌を愛することは、現在の私たちの生をもまた肯定することになるのだろう」(野口あや子) 「歌が発する問いかけは、針のように鋭く真実を貫くのだ。その痛みと輝きに、やはり私は恐れをなす」(文月悠光) 【自選五首】 プリキュアになるならわたしはキュアおでん 熱いハートのキュアおでんだよ なんの樹か知らないけれど黄金の葉がほろほろとみんなの肩へ バーミヤンの桃ぱっかんと割れる夜あなたを殴れば店員がくる いつぶりか消しゴムに触れ消しゴムの静けさが胸へひろがる火曜 飽きるほど誕生日してめくるめくまっ白な髪を抱きしめあおう 【著者プロフィール】 柴田葵(しばた・あおい) 1982年神奈川県生まれ、東京都在住。慶應義塾大学文学部卒。元銀行員、現在はライター。 「NHK短歌」や雑誌ダ・ヴィンチ「短歌ください」、短歌×写真のフリーペーパー「うたらば」への投稿を経て、 育児クラスタ短歌サークル「いくらたん」、詩・俳句・短歌同人「Qai(クヮイ)」に参加。 第6回現代短歌社賞候補。第2回石井僚一短歌賞次席「ぺらぺらなおでん」。第1回笹井宏之賞大賞「母の愛、僕のラブ」。 【目次】 ぺらぺらなおでん 不在通知 冬と進化 より良い世界 さよなら 逃げるための舟 七月のひとり 忍たまが好きだった柏木くん 強いとんび 生活をする カレンダーを繰る 結婚記念日と歯痛 ウィンターワンダーランド 母の愛、僕のラブ

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