特集1 第1回 笹井宏之賞発表!
大賞 柴田葵「母の愛、僕のラブ」
大森静佳賞 谷川由里子「シー・ユー・レイター・また明日」
染野太朗賞 浪江まき子「刻々」
永井祐賞 阿波野巧也「凸凹」
野口あや子賞 八重樫拓也「墓を蹴る」
文月悠光賞 井村拓哉「揺れないピアス」
選考座談会 大森静佳 × 染野太朗 × 永井祐 × 野口あや子 × 文月悠光
特集2 ニューウェーブ再考
川野里子「ニューウェーブとは何か? 再び。」
東直子「時代の血肉と骨」
千葉聡「みんなのニューウェーブ」
水原紫苑「前を向こう」
寺井龍哉「あの波こえて」
柳本々々「いろんな〈わたし〉、この〈わたし〉」
阿波野巧也「ニューウェーブの文体と韻律」
秋月祐一「ニューウェーブの末っ子」
平岡直子「ほかでもなく」
花笠海月「短歌の「ニューウェーブ」について」
谷川由里子「短歌ニューウェーブとその後の短歌」
巻頭エッセイ 俵万智「まがなしく」
作品
香川ヒサ「家鳩」
梶原さい子「北限」
北山あさひ「大停電の夜に」
鯨井可菜子「グラム・パー・デシリットル」
小島ゆかり「哲学と株」
斉藤真伸「テレビカード」
笹公人「心霊レストラン」
佐藤りえ「ふかふかの日々」
佐藤涼子「新しい風」
天道なお「春泥」
橋爪志保「灯台」
平井弘「あんじゆうる」
望月裕二郎「ずいぶんとおくにきてしまったな」
渡辺松男「一頭」
山階基「説明のいらないサラダ」
吉田隼人「永遠なるものの影」
座談会「俳句と短歌と」 生駒大祐×大塚凱×堂園昌彦×服部真里子
対談「歌人としての出発は違うけれど 後編」 林あまり×東直子
歌人への手紙 佐藤弓生×堂園昌彦
コラム
虫武一俊「変わっていくこと」
中家菜津子「詩人のお話」
坂本歩実「一番いい椅子」
服部恵典「たん」
川島結佳子「中野重治は教えてくれない」
白井健康「二十四時間営業の小国」
千原こはぎ「コスモス」
横山未来子「誕生日」
ことば派 和合亮一「火」/三辺律子「十八番」
短歌の雫 金川宏「たてがみの時間」/杉谷麻衣「水底の夜」/岸原さや「玉虫をみたことはある?」
二二野歌 谷川電話/小原奈実
掌編小説 吉岡太朗「夜を終わらせる」
文鳥は一本脚で夢をみる 梅﨑実奈「グレーがいちばんむずかしい」
忘れがたい歌人・歌書 松村由利子「明るく透きとおる抒情」
越境短歌 坪内稔典「最初の条件」
歌人の一週間 ユキノ進/山下翔/藤本玲未/竹中優子
歌会潜入!(中之島歌会) 大森静佳「フラットに、おおらかに」
文学館めぐり(石川啄木記念館) 染野太朗+越田勇俊・岩瀬花恵
学生短歌会からはじまった 土岐友浩「ガルマン歌会がやってきた」
高原英理さんへの七つの質問 高原英理+千葉聡
たましいを掛けておく釘をさがして 杉﨑恒夫論 第二回「いつどこでかなしみなどを背負ったのだろう」 ながや宏高
編集委員の目 染野太朗「短歌の授業」
ねむらない短歌時評 寺井龍哉「平成三十年のキャッチ・ボール」
笹井宏之への旅 東直子/筒井孝司「短歌の原点は音楽」
書評 山田航「架空の歌論集という試み」(高原英理『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』)
千葉聡「進め、エキストラ!」(西村曜『コンビニに生まれかわってしまっても』)
高柳蕗子「親切設計で楽しくワープ」(九螺ささら『ゆめのほとり鳥』
大松達知「世界の裏側に触れる」(惟任將彥『灰色の図書館』)
川野芽生「美しさの暴力、暴力の美しさ」(服部真里子『遠くの敵や硝子を』)
中津昌子「上等のくすり」(今橋愛『としごのおやこ』)
堀田季何「龍に会うこと」(日置俊次『地獄谷』)
山崎聡子「ポケットだらけのからだを抱えて」(田口綾子『かざぐるま』)
田村元「〈懐かしさ〉の奥にあるもの」(山下翔『温泉』)
読者投稿 テーマ:「髪」または自由 選者=内山晶太/花山周子
http://www.kankanbou.com/books/nemuranaiki/0353