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ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(小山内園子訳)

1,760円

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「家族」「隣人」「自然」「共同体」という、 あたたかで豊かなはずの言葉が寒々しく感じられた。 それが本当の現実であることを、私は知っている。 ――チョ・ナムジュ(小説家・『82年生まれ、キム・ジヨン』著者) 無理をして、我慢して、完璧を目指して、 結局悪い方に向かってしまう。 けれど密かに、静かに、マグマは猛ってる。 これは私たちの物語。 ――深緑野分(小説家) 「ようこそ! 夢未来実験共同住宅へ」 都心にギリギリ通勤圏内。他のコミュニティから隔絶された山あいに国家が建設したのは、少子化対策の切り札となる集合住宅だった。「入居10年以内に子供を3人もうける」というミッションをクリアすべく入居したのは、4組の夫婦。やがて、お仕着せの“共同体”は少しずつ軋みはじめる――。 奇抜な設定で、「共同保育」「家事労働」「労働格差」など韓国社会のホットで深刻な現実を描き出していると話題を呼んだ作品。2018年韓国日報文学賞候補作。 http://www.kankanbou.com/books/kaigai/kankokujyosei/0382

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