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谷川俊太郎×岡野大嗣×木下龍也
『今日は誰にも愛されたかった』
定価:1200円+税
仕様:168ページ、B6変型
装丁:寄藤文平
ISBN:978-4-904292-91-4 C0095
国民的詩人と注目の歌人2人による「連詩」と、師弟のようなクラスメートのような3人の「お話」を収録しました。今まであまり詩集や歌集を手にしたことのない方にも楽しんで読んでいただける一冊です。
【本書について】
この本は詩と短歌による連詩と、詩人と歌人のお話を記録した一冊です。「連詩」は、春のマンションの一室から始まる36篇を4か月かけて共作。「お話」は、その36篇ひとつひとつを本人たちがどのような心境で書いたかを語りあういわば創作の「感想戦」。読みあいと読み違い、お互いへの評などなど、感情と技術、笑いとスリルが交わります。
【連詩とは】
詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。
岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。
【著者の紹介】
谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
1931年東京都生まれ。言わずと知れた国民的詩人。小社からも『生きる』『あたしとあなた』『バウムクーヘン』『僕はこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る』などなど多数刊行。
木下龍也(きのした・たつや)
1988年山口県生まれ。尾崎世界観、道尾秀介も絶賛した新世代を代表する人気歌人。2013年『つむじ風、ここにあります』2016年『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房)を刊行。2018年岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(小社)刊行。
岡野大嗣(おかの・だいじ)
1980年大阪府生まれ。新刊歌集『たやすみなさい』(書肆侃侃房)も品切れ続出、大好評です。2014年『サイレンと犀』(書肆侃侃房)を刊行。2018年木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(小社)刊行。
(ナナロク社Webより)