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初谷むい『花は泡、そこにいたって会いたいよ』

1,870円

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あまりにも素晴らしくって、生涯手元においておくと誓った。 (下川リヲ 挫・人間) いつかは忘れてしまうような一瞬一瞬を、全部思い出してしまう。 (山田航) 【著者プロフィール】 初谷むい(はつたに・むい) 1996年生まれ、北海道在住。北海道大学短歌会、短歌同人誌「ぬばたま」所属。 Twitter : @h_amui 【5首】 イルカがとぶイルカがおちる何も言ってないのにきみが「ん?」と振り向く カーテンがふくらむ二次性徴みたい あ 願えば春は永遠なのか どこででも生きてはゆける地域のゴミ袋を買えば愛してるスペシャル エスカレーター、えすかと略しどこまでも えすか、あなたの夜を思うよ ふるえれば夜の裂けめのような月 あなたが特別にしたんだぜんぶ

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