初版たったの300部。
増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、
発売から約3年の時を経て次作『満ちる腕』とともに
短歌研究社より新装版が同時発売!
「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。
ブックデザイン=脇田あすか
ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる
楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない
フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた
前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた
伊藤紺 (イトウコン) (著/文)
歌人。2019 年『肌に流れる透明な気持ち』、2020 年『満ちる腕』を私家版で刊行する。2022 年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
(短歌研究社Webより)