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チェ・ウンミ『第九の波』

2,090円

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思わず息を詰めていた。市民の健康より利権や金を優先する政治と大企業、監視し合う人々……2012年の事件を題材とする本作のきな臭い空気がいまの日本に重なる。深呼吸するためには、主人公のように自らもがかねばならない。 ――小山田浩子(小説家) 東海岸の町、陟州をご存知だろうか。石灰鉱山にまつわる謎の死、カルト宗教団、原子力発電所の誘致をめぐる対立などが混在し、欲望が渦巻く陟州を。驚くほど詳細なディテールで描かれた、いまにも手が届きそうなほど鮮明で、恐ろしいほどリアルな陟州を舞台に、この地で苦しい思春期を送った3人が再び舞い戻り、繰り広げられる憎しみと羨望のドラマがゆっくりと浮かび上がる。しかし、何といってもこの小説が読者の胸を熱くさせるのは、彼らのラブストーリーだ。こんなにのめり込んだ悲しい愛の大叙事詩は久しぶりだ。さすが『目連正伝』を書いたチェ・ウンミだが、これが初めての長編小説だとは。驚きだ。 ――クォン・ヨソン(小説家・『春の宵』著者) ★『第九の波』刊行記念 チェ・ウンミさん×小山田浩子さんトークイベントを開催します。 詳細はこちらhttps://docs.google.com/forms/d/1nTtN3LUg0zfpMfMXb7jFk_1lqm1zooNE8_zsbPOEu-0/edit

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