人生の曲がり角に、いつもの日常に、喫茶店。
昭和の純喫茶が次々と街から姿を消していった平成に刊行された『福岡喫茶散歩』(2007年)と、姉妹編『九州喫茶散歩』(2009年)。喫茶ファンや喫茶店主から、「こんな本を待っていた」と歓迎されたシリーズです。あれから11年。九州内の選りすぐった喫茶店をめぐる『九州喫茶案内』がついに完成。先が見えない今だからこそ、自分をとりもどすために喫茶店に行こう。一杯のお茶を前に語らえば、元気がわく。そんなメッセージが込められた一冊です。装画は、著者と遊び友達でもある北九州市小倉出身の画家、牧野伊三夫氏。表紙は鉛筆、本扉は墨、書き文字は熊本の筆を用いたインクを使用。パステルのカバーには、著者とも縁の深い福岡の「珈琲美美」の日常が描かれています。九州沖縄一円の喫茶店60カ所をめぐる旅へ、ご案内します。
http://www.kankanbou.com/books/cafe/0436