トマト屋がトマトを売っている 泣けよ
ポスト現代川柳を牽引する川柳人による、怒涛の1001句。
『はじめまして現代川柳』でも注目される著者の第二句集。
川合大祐が溢れんばかりに繰り出す作品によって僕は「現代川柳」を知った。
ここで歌われているのは距離だ、と僕は思う。
異質なものを距離を超えてつなげるのではなく、距離そのものを結晶にし、つながらないものたちがそれでも一個の出来事になるのだ。
────千葉雅也
http://www.kankanbou.com/books/poetry/senryu/0453