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木田智美『パーティは明日にして』

1,870円

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あたらしくって、なつかしい。 サイダーから噴き出す、あの夏の虹みたいに、十七音を駆け抜ける、カラフルな言葉たち。 ひりひりと光り出す、やさしい記憶。 ────神野紗希(俳人) 【収録句より】 春光にさらして角砂糖かわいい さっきまでピアノの部屋の蝶だった 桜蘂降る自転車は海の色 ラズベリータルト晴天でよかった シェパードのにおいして今日も雷 蛇衣を脱ぐや瞳に爛と艶 コンビニの花火がしょうもなくて笑う 目をほそめ三日月を研ぐペダル漕ぐ 抱けばきみ定形外や藍の花 漫才師去る足揃う三十三才 手袋をはずしてから手に触れたい うさぎ寄りあえばうさぎをゆるしあう http://www.kankanbou.com/books/poetry/haiku/0457

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