
SOLD OUT
第一歌集『もうちょっと生きる』から3年。現代短歌界のダークホースとしてただならぬ存在感を放つ著者、待望の第二歌集。笑いと絶望のはざまで踊る226首。
〈収録短歌より〉
生活を組み立てたいが手元にはおがくずみたいなパーツしかない
心にも管理人のおじさんがいて水を撒いたり撒かなかったり
正義と悪みあってみあってはっけよいのこったのこった観客の勝ち
1杯目を飲む決断は僕がした2杯目以降は別人がした
ぼろぼろの単語帳めくる少年よ頑張れ俺はもう頑張れない
(左右社公式サイトより)