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大塚寅彦『ハビタブルゾーン』

2,200円

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現代歌人シリーズ36 『ハビタブルゾーン』 大塚寅彦 四六判変形、並製、144ページ  ISBN:978-4-86385-564-9 C0092 装丁:毛利一枝 卵白はかたまりやすき泪とも零れし卓に朝陽さやけし 病をえた人とともに過ごした日々 濃密な時間は歌に溶け出し 風や水となって胸内に沁みる 哀傷のプリズム 【収録歌より】 車椅子の君どこまでも押しゆかむ死も患ひも振り切るまでに 空見ればおほき虚なり花咲けば色むなしきよ君在らぬ世は 他界よりメール来る夜やいつかある氷の転ぶがの着信音に 「だつて君は死んでゐるだろ」夢に見し面に言ひきふいの目覚めは たましひは苦に歪みつつ終に吐く真珠と思はむ月かげの澄む 【著者プロフィール】 大塚寅彦(おおつか・とらひこ) 1961 年5月17日、愛知県生まれ。 1980 年中部短歌会入会、春日井建に師事。1985 年『刺青天使』以降歌集5冊を上梓。 中部短歌会「短歌」編集発行人。中部短歌叢書第309篇。

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