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イルゼ・アイヒンガー『より大きな希望』(東宣出版)

2,530円

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子どもたちはユダヤ人であることを選んで生まれてきたのではない。〈星〉とは、自分にはどうしようもない自分の条件なのだ。だからあなたにも僕にも〈星〉はある。(千野帽子 推薦文より) 【あらすじ】 「すべてが青一色になる場所があるってことを信じ続けるんだ。何があろうとも、だよ」――ナチス・ドイツ合邦期のウィーンを舞台に、〈青一色の世界〉を探しもとめる少女エレンの軌跡を描いた物語。作家の自伝的要素に、歴史、宗教、伝説、民謡を織りまぜた10の断章が、イメージ豊かな幻想世界を紡ぎだす。ユダヤ系女性作家イルゼ・アイヒンガーの、最初にして唯一の長篇小説(1948年作品)。妖精文庫版より35年の時を経て、新訳にて復刊。 著者プロフィール イルゼ・アイヒンガー (イルゼ アイヒンガー) (著/文) 1921年、ウィーン生まれ。第二次世界大戦後、大学で医学を学び始めるものの、本書の執筆に専念するために中退。1948年にアムステルダムで出版された本書で一躍有名になり、1952年にグルッペ47賞に輝いた短篇「鏡物語」(『縛られた男』所収)で、その名を不動なものにした。1980年代以降は執筆活動を休止していたが、今世紀に入ってから矢継ぎ早にエッセー集を発表し、人々を驚かせた。2016年11月11日、ウィーンに没する。 小林和貴子 (コバヤシ ワキコ) (翻訳) 1979年、東京生まれ。慶應義塾大学、ハンブルク大学で学ぶ。現在、学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科准教授。20世紀ドイツ語圏文学、オーディオドラマやオーディオブックを研究。

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