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國分功一郎『目的への抵抗—シリーズ哲学講話—』(新潮社)

残り2点

858円

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自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。 目次 はじめに――目的に抗する〈自由〉 第一部 哲学の役割――コロナ危機と民主主義 コロナ危機と大学、高校/自己紹介/近くにある日常の課題と遠くにある関心事/自分で問いを立てる/ある哲学者の警鐘/アガンベンの問題提起/「例外状態」と「伝染病の発明」/アガンベンという哲学者の保守性/第二の論考/三つの論点(1)――生存のみに価値を置く社会/三つの論点(2)――死者の権利/保守主義/考えることの危険と哲学すること/社会の虻として――哲学者の役割/三つの論点(3)――移動の自由の制限/支配の条件/ルソーの自然状態論/支配の複雑性/移動の自由と刑罰/日本国憲法における移動の自由/政治家と哲学者――メルケルとアガンベン/アンティゴネ、そして見舞うという慈悲/殉教者と教会の役割/行政権力とは何か/行政権が立法権を超える時/二〇世紀最悪の「例外状態」/ヴァイマル期/改めて三権分立について 【質疑応答】 1.移動の制限はある程度仕方がないのでは?/2.日本ではどのような制限を行政権に加えるべきか?/3.なぜ人々は自由に価値を置くことをやめたのか?/4.出発の自由と到着の自由があるのでは?/5.高校生が将来のためにやっておくべきこととは?/6.日本で健全な政治を行うために必要なこととは?/7.警告が届かないのはマスメディアのせい?/8.生存以外の価値を人々は求めているのか?/9.死者の権利とは?/10.テロリズムの脅威は?/11.マスクを着けたくない人々についてどう思いますか?/12.哲学者はどこまでその役割を求められるのか?/13.どうすれば話し相手を増やしていくことができるか?/14.主張を訴えたとして、社会は変わるものなのか?/15.「死者の権利」を生者が語るのは傲慢なことではないか?/16.現代は死生観が昔よりポジティヴになったのか?/17.今日高校生とのやり取りで感じたことは? 第二部 不要不急と民主主義――目的、手段、遊び 前口上/日本では炎上しなかったアガンベンの発言/「不要不急」/必要と目的/贅沢とは何か/消費と浪費/消費と資本主義/浪費家ではなくて消費者にさせられる/イギリスの食はなぜまずくなったのか?/目的からはみ出る経験/目的にすべてを還元しようとする社会/目的の概念/目的と手段/チェスのためにチェスをする/すべてが目的のための手段になる/ベンヤミンの暴力論/「目的なき手段」「純粋な手段」/カップ一揆とルール蜂起/ベンヤミンの思考のスタイル/キム少年――再びアーレントについて/無目的の魅力/官僚制と官僚支配/自由な行為とは何か/動機づけや目的を超越すること/遊びについて/パフォーマンス芸術/政治と行政管理/遊びとしての政治とプラトン/社会運動が楽しくてはダメなのか/まとめ 【質疑応答】 1.コロナ危機と自由の関係について/2.責任について おわりに 【著者プロフィール】 國分功一郎(コクブン・コウイチロウ) 1974年千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科修士課程に入学。博士(学術)。専攻は哲学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。2017年、『中動態の世界――意志と責任の考古学』(医学書院)で、第16回小林秀雄賞を受賞。主な著書に『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)、『来るべき民主主義 小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)、『スピノザ 読む人の肖像』(岩波新書)など。 ※新潮社ホームページより引用

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