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溝口彰子『BL研究者によるジェンダー批評入門』(笠間書院)

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2,970円

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紀伊國屋じんぶん大賞2023 第1位 『布団の中から蜂起せよ』高島鈴さん応援! 【概 要】 本書は、映画やドラマ、漫画やアニメ、現代アートなどビジュアル要素のある作品を、「ジェンダーの視点」で批評してみようとお誘いする本です。 「なんかモヤモヤした!」「すごくかっこよかった!」といった感想から一歩踏み込んで、「なぜモヤモヤしたのか」「どのようにカッコいいと感じたのか」を言語化してみると、「作品を見る」という体験がもっと豊かになります。 第一部では、それぞれの作品で「セクシュアル・マイノリティの登場人物や同性愛がどのような言動をしているか(what)、どのようなカメラワークで描かれているか(How)」「その背景には何があるのか」などについて、「あっこ先生」と「もえさん」の会話を通して学ぶことができます。 本文内には、専門用語の解説や参考文献の案内があり、ジェンダーやフェミニズムに関する専門的な知識がなくても読み進めることができます。 第二部では第一部のもととなった論文や映画の応援コメントなどを掲載しており、本格的な批評文にも触れることができます。大学などでのレポート作成やSNSでの発信にも役立つでしょう。 本書を読めば、 普段何かを見るたびに感じていた「モヤモヤ」「いいね!」に対して、「そういうことだったのか!」と納得してスッキリするだけでなく、 「いろんな映像作品を見て分析したい!」 「好きな作品をもっともっと応援したい!」 「S N Sで作品批評をしてみたい!」 ……と、自分の気持ちを言葉で表現する「ワクワク」に目覚めるはずです。 アメリカ留学中のクィア理論との出会いから、自身のルーツがBLの祖先である「24年組」の「美少年漫画」だと気づいたことがきっかけで、BL論を研究し、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて執筆してきた著者による、ジェンダー批評入門講義が始まります! ----------------------------- ・映画『LOVEMYLIFE』で「何が描かれているか」より「どう描かれているか」に注目する ・映画『砂の女』の「女」と「男」という二項対立を揺るがす映像表現とは? ・ドラマ・映画『おっさんずラブ』から差別と偏見の構造を考える ・二人の人間の新しい関係の可能性を探る、漫画『作りたい女と食べたい女』 ・世界のLGBT映画史につらなる映画『his』 ・ステレオタイプから自由になる、映画『おろかもの』の登場人物たち ・現代アート「サエボーグ」のパフォーマンスから、アートの次元で「身体」を眺める……など ----------------------------- 目次 【目 次】 はじめに 第一部 基礎編:ジェンダー批評に一歩踏み出そう 第一章 作品に潜む偏見に気づく 「いないこと」にされるレズビアンたち 第二章 自分の中の「当たり前」を考える 「男」と「女」という二項対立 第二・五章 「カップル」のかたちを考える ちまたに溢れる恋愛のテンプレ 第三章 現代アートで「身体」をみる エンタメ作品とは別次元の実験の面白さ 第四章 モヤモヤを言語化する ホモフォビアとミソジニー 第五章 「何を目指しているか」を丁寧に読む 作り手や売り手の意図 第二部 応用編:アカデミックな批評文を読んでみよう おわりに 著者プロフィール 溝口彰子 (ミゾグチアキコ) (著/文) 溝口彰子(みぞぐち・あきこ) クィア・ビジュアル・カルチュラル・セオリスト。 早稲田大学文学学術院准教授(文化構想学部表象メディア論系)。 大学卒業後、ファッション、アート関係の職につき、レズビアンとしてコミュニティ活動も展開。1998年、米国ロチェスター大学大学院に留学。ダグラス・クリンプのもと、ビジュアル&カルチュラル・スタディーズ・プログラムで、BLと女性のセクシュアリティーズをテーマにPhD(博士号)を取得。BL論のみならず、映画、アート、クィア領域研究倫理などについて論文や記事を執筆し、複数の大学で講師をつとめた後、現職。 著書に『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』(太田出版)、『BL進化論〔対話篇〕 ボーイズラブが生まれる場所』(宙出版)があり、中国語と韓国語にも翻訳出版されている(ともに第17回Sense of Gender賞特別賞受賞)。 YouTube “BL with AKIKO” channel:https://www.youtube.com/@blwithakiko

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