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佐クマサトシ『標準時』(左右社)

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1,980円

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目の前の日常から、ここではない日常に。 わたしたちが日々のなかで思い、交わし、つぶやく、なにげない言葉のすべてが詩になる――ドミニク・チェン 2011年短歌研究新人賞最終候補作となった表題作、書き下ろし作品を含む235首を収録。 起動したばかりの画面。デフォルトの状態。テストパターン。本当は何も書きたくないのに、〈私〉がやってきて、指がクリックする。スイッチがONになる。0が1になる。オブジェクトが生まれる。大袈裟だと思う。短歌を詠むだなんて。(著者あとがきより) 〈収録作品より〉 真夜中にアナウンサーが喋るからそれを流して過ごす真夜中 僕たちの恋の終わりや始まりのまさにその瞬間にCM バスタオルきれいにたたむ 空港に住所があるのを認められない AならばBでありかつBならばAであるとき あれは彗星? 問い合わせが殺到したという曲を僕だって何回も聞いていた 2.で「はい」と答えた方にお聞きします。いいえと答えたのでとばします Googleのロゴで初めて名前を知った科学者だがその業績は素晴らしい 晩年は神秘主義へと陥った僕のほうから伝えておくね クリスマス・ソングが好きだ クリスマス・ソングが好きだというのは嘘だ 本当に大事なものはいつだって名前 それが二つある犬 本日の放送は終了しました。私はまだ、考え事をしています 【目次】 Ⅰ 標準時 接近はするがしかし重ならない 風も吹く solution still/scape さらにラジカルに何もしない Ⅱ vignette 内容だけのものが動いている すべての可塑的な者たちに告ぐ ただ言葉は老いて西へ slice of スモール・スキップ あとがき 【著者プロフィール】 佐クマサトシ (サクマ・サトシ) 1991年宮城県仙台市生まれ。2010年、早稲田大学入学とともに早稲田短歌会に入会、作歌を始める。大学在学中に同人誌「はならび」に参加。2018年に平英之、N/W(永井亘)とともにWebサイト「TOM」を開設、2020年まで短歌作品を発表する。 ※左右社ホームページより引用。

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