現代短歌の未来を創り出そうと苦闘した塚本の未発表短歌群
塚本邦雄が残した膨大な創作ノートのうち、既刊の全8巻まででは紹介しきれなかった
1956年(昭和31)1月から1959年(昭和34)12月までの1冊を、神變詠草・十
『未來帖』として初めて翻刻、紹介。
第三歌集『日本人靈歌』(1958年刊)、第四歌集『水銀傳説』(1961年刊)の時代の
旺盛な創作熱の高まりが、この魅力的なノートを生みだした。
エッセイ=江畑實「中井英夫と塚本邦雄、その短歌観」
解題=島内景二
装幀=間村俊一
(短歌研究社Webより)