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カレン・チャン『わたしの香港 消滅の瀬戸際で』(亜紀書房)

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2,750円

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〈デモでたたかう若者は何を守りたかったのか〉 絶望的な状況にあっても人々は、文学を読み、音楽を聴き、未来を思い描く。 迷いや葛藤を抱えて生きる人々、そして失われゆく都市の姿を内側から綴ったノンフィクション。 --------- 都市から自由が消えていく様に ともに迷い、引き裂かれつつも、 そこで生きようとする人々の姿に迫っていく。 ミレニアル世代の著者が記録する 激動の一九九七年から二〇二〇年。 --------- それでも香港はそこに生きる人が愛さずにはいられない文化が息づく街である。 本土に吞まれていく旧植民地の矛盾や葛藤、そして魅力を柔らかく繊細な感性で描く。 【目次】 ■はじめに ■断り書き ■二〇二一年、香港の地図 第一部  ■一九九七年  ■祭りとしきたり  ■パラレル・ワールド 第二部  ■二〇〇三年  ■二十二人のルームメート  ■二〇一四年  ■五里霧中 第三部  ■インターナショナル・スクール出身者  ■言語を裏切る者  ■工場へようこそ  ■煉獄の都市 ■謝辞 ■訳者あとがき ■原註 【著者プロフィール】 カレン・チャン (カレン チャン) (著/文) 一九九三年中国深圳に生まれ、香港で育つ。香港大学で法学とジャーナリズムを専攻。卒業後は、編集者・ ジャーナリストとして活動する。香港のデモやカルチ ャーシーンを取材し、国内外に向けて執筆。「ニュー ヨーク・タイムズ」、「フォーリン・ポリシー」などに寄稿している。「ワシントン・ポスト」、「エコノミスト」で年間ベストブック(二〇二二年)に選出されるな ど、反響を呼んだ本書がデビュー作となる。 古屋 美登里 (フルヤ ミドリ) (翻訳) 翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(ともにシンコ ーミュージック)など。訳書にアフガニスタンの女性作家たち『わたしのペンは鳥の翼』(小学館)、エドワード・ケアリー『吞み込まれた男』『飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集』『おちび』、〈アイアマンガー三部作〉『堆塵館』『穢れの町』『肺都』、『望楼館追想』(すべて東京創元社)、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、デイヴィッ ド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』、マーク・シノット『第三の極地 エヴェレスト、その夢と死と謎』(すべて亜紀書房)、ジョディ・カンター他『その名を暴け #MeToo に火をつけたジャーナリストたちの闘い』(新潮社)など多数。

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