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SOLD OUT
第62回短歌研究新人賞受賞作「ルーズリーフを空に放つ」収録の、第一歌集。
ドラッグストアがナチュラルに抒情する時代がやってきたのか―穂村弘「恐るべき子供」の次世代として、行き詰まった大人の世界の隣でまじまじと目を見開いている―川野里子重要なのは問いの質だ。それは矛盾を抱え続けることで鍛えられる。―瀬口真司【歌集より】今までに見た幽霊を教え合うソファーに夜の風はあたってぐんちゃんと呼んでください 手を後ろに組んでささくれちらちら剥いた水道代払わずにいて出る水を「ゆ、ゆうれい」と呟いて飲むいつでも真剣どこでも本気と書かれてるTシャツを着てする皿洗いあずにゃんのフィギュアを買いに行くときの心まみれの心のことを遠い感 食後にあけたお手拭きをきらきらきらきら指に巻いてる第62回短歌研究新人賞受賞作「ルーズリーフを空に放つ」収録の、第一歌集。
カバー装画:KOURYOU
目次
Ⅰ
ルーズリーフを空へと放つ
されたりしたり/夏の雨
accomplice
ニュースに母は
まなざしの意識
顔にさわる
Ⅱ
やさしい音楽
ちからとさくらとげんき
karoshi
マヨネーズ色の祝日
narrative
遠い感
リミックスバウト
we can (not) advance
Ⅲ
真実と正義と美のスロット
覚悟
チェンジ
あのころ
冬の桜の木
無垢の悲劇、経験の悲劇
犬の話
Ⅳ
absurdity
よふかしの手紙
そういう人
文法・景色・回想
the habit of being
VANISHING
リリカル・パレード
雨ノート
あとがき
【著者について】
郡司和斗(ぐんじ・かずと)
1998年 茨城県生まれ
2017年 二松學舍大学松風短詩会結成
2018年 歌林の会入会
2019年 第39回かりん賞受賞
2019年 第62回短歌研究新人賞受賞
2022年 口語詩句賞新人賞受賞
現在は大学院生。佐々木泰樹育英会奨学生。新潟県在住。
(短歌研究社ホームページより引用)