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※こちらサイン本となっております※
川柳のビッグバン!
川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)でも最年少柳人として紹介された、Z世代のトップランナーによるネオ川柳。 言葉を限りなく自由に操り、読んだ者を骨抜きにする、魅惑の250句。
意味深な無意味な言葉の羅列。読み終わる頃には、言葉を食べてお寿司を読みたくなるに違いない。ーDr.ハインリッヒ(芸人)
川柳を作るとき、私はさながら迷子センターのようです。
私のもとにやってきた言葉とすこしの時間だけお話して、送りだしてあげる。
誰もむかえにきていなくても。ー「あとがき」より
【目次】
OD寿司
いけフリ
ネバーランドの残り湯
恋と筐体
霊柩車ほぐし
天地無用の子供たち
タイムパトロール
付録
永遠のつきゆび
もしもし、
この世のベッドルームミュージック
あとがき
〈収録句より〉
良い寿司は関節がよく曲がるんだ
いけにえにフリルがあって恥ずかしい
県道のかたちになった犬がくる
観覧車を建てては崩すあたたかさ
銀色の曜日感覚かっこいい
寵愛を受けて現像液のなか
ティーカッププードルにして救世主
賛意って子持ちししゃものことなのか
たてまつる永遠のつきゆび
未来はきっと火がついたプリクラ
コングラチュレーション 寝ない子 コングラチュレーション
【著者プロフィール】
暮田真名(くれだ・まな)
一九九七年生。
「川柳句会こんとん」主宰。「当たり」同人。
句集『補遺』『ぺら』。ほかに『当たり』(すべて私家版)。『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)入集。