ネットや同人誌の隆盛を背景に、多彩な才能が活躍し、熱くきらめきつづけた20年間。
評論や小説でも注目される歌人・瀬戸夏子が選んだ、時代を刻んだ55の読むべき歌集でたどる最先端短歌ガイドにして、待望の現代短歌クロニクル。
2000年以降に刊行された重要な歌集の意味・面白さ・読みどころを紹介、加えて代表歌10首を選び出しました。また「ニューウェーブ」「ポストニューウェーブ」など、今日の現代短歌史のキーワードをコラムで論じます。
穂村弘以降、必読の若手現代歌人を徹底紹介したベストセラー・アンソロジー『桜前線開架宣言 Born after 1970現代短歌日本代表』の姉妹編となるマスト・バイ・アンソロジーがついに登場!穂村弘、枡野浩一、東直子らが次々に歌集を刊行し、現代短歌の21世紀は幕を開けた──。
歌集を買ってみたい、いろいろ読んでみたい。
けれどどこから手をつけたらいいのかわからない。
この本はそんな人に向けたブックガイドとして企画された。
(「まえがき」より)
瀬戸夏子 (セト・ナツコ)
1985年生まれ。歌人。歌集『そのなかに心臓をつくって住みなさい』『かわいい海とかわいくない海end.』のほか、 『現実のクリストファー・ロビン 瀬戶夏子ノート2009-2017』『白手紙紀行』がある。
(左右社ホームページより引用)