浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重彦から、福田和也・大塚英志・宮台真司をへて、東浩紀・國分功一郎・千葉雅也まで。現代の思想と批評を読む。
現代の思想と批評を一望する
80年代の浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重彦から、
福田和也・大塚英志・宮台真司の90年代をへて、
00年代以降の東浩紀・國分功一郎・千葉雅也まで。
80年代の浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重?がもたらした知の衝撃、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代を牽引した東浩紀、テン年代と切り結ぶ國分功一郎と千葉雅也──。およそ半世紀にわたるこの国の思想と批評の奔流を一望したベストセラーに、二つの新章を加え更新して文庫化。
【目次】
プロローグ 「ゼロ年代の思想」の風景
第?章 「ニューアカ」とは何だったのか?
第?章 浅田彰と中沢新一―― 「差異化」の果て
第三章 ?實重?と柄谷行人―― 「テクスト」と「作品」
第四章 「ポストモダン」という「問題」
第五章 「九〇年代」の三人――福田和也、大塚英志、宮台真司
第六章 ニッポンという「悪い場所」
第七章 東浩紀の登場
第?章 「動物化」する「ゼロ年代」
第九章 ストーリーを続けよう?(On with the Story?)
第?章 二〇二〇年代の「ニッポンの思想」
【著者プロフィール】
佐々木 敦(ささき・あつし):1964年、愛知県生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動している。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』『筒井康隆入門』(いずれも星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『批評時空間』『ゴダール原論』『これは小説ではない』(いずれも新潮社)、『ニッポンの文学』『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『批評王』(工作舎)、『映画よさようなら』(フィルムアート社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。