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酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓『汚穢のリズム』(左右社)

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2,640円

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雑草、害虫、ゴミ、悪臭、腐臭、死、排泄、にごり、汚染── 汚穢(きたないもの、おぞましいもの)にかかわる体験や、それを避けようとする人間の行動を掘り下げ、人類学・倫理学・環境社会学などの視点から考察する。 生きていれば避けようなく生み出される排出物を、なぜ厭わしく思うのか。 それらを見えないように隔離し、清掃・美化することはある種の暴力ではないのか。 汚穢に触れたくない、また自分の汚穢を他人に感じとらせたくないという感覚をどのように捉え、付き合っていくことができるのか。 きたないもの、おぞましいものから見えてくる世界とは? 研究者11名とアーティスト3名によるエッセイとインタビュー。 この本は、汚穢のなかから、汚穢として脈打ちつつ、ものを考えようとしている。肉体を成り立たせているものについて、自分の内からにじみ出てくるものについて。あるいは生きる現場でたえず起きているショックや恐怖、嫌悪や恥辱をともなう遭遇について。見難いもの、つまりは目をおおわせるようなものとの交差として経験されながらも、時にはこれまで知らなかった興奮をもたらし、いまある世界に新しい緊張と光を差し込ませるような出会いについて。 本書「はじめに」より(酒井朋子) 目次 はじめに ──汚穢のリズムに感覚をそばだてる(酒井朋子) Ⅰ ぽたりぽたり ざわつく暮らし だらしない ──生活の旋律(酒井朋子) きりがない ──ゴキブリの足音が聴こえた朝(中村沙絵) もつれる ──雑草との共生と競争(オスカー・レン) 整わない ──断捨離とミニマリストとゴミ屋敷(奥田太郎) 身体の境界を超えるロマンティックな瞬間│現代美術家・高田冬彦へのインタビュー Ⅱ きちりぴかり 清められ離される 浄化する ──ライプニッツのドイツ語改良論(古田徹也) 嗅ぎわける ──嗅覚の地理(原口 剛) 分かつ ──豚が「汚くなる」とき(比嘉理麻) におう ──腐臭の境界(福永真弓) 濁る ──清濁併せ呑む(奥田太郎) メスの匂い(市原佐都子) Ⅲ じわりぞわり 汚穢から生まれくる 笑う ──グロテスクな肉体の躍動(酒井朋子) おぞましい ──死体にまつわる不死性(斎藤 喬) もれる ──膜が食い破られること(藤原辰史) 巻き込まれる ──介助と排泄と幾つもの生(井上菜都子) 傷跡は人が生きてきた時間のかたち ──写真家・石内都へのインタビュー Ⅳ そろりそろり 汚染の向こう側 かきまぜる ──にごりの海の透明度(福永真弓) のぞきこむ ──農業危険物との遭遇(オスカー・レン) ゆだねる ──よだれかけと「ちぐはぐなイメージ」(中村沙絵) おわりに ──四つの旋律をからみあわせる(酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓) 著者プロフィール 酒井朋子 (サカイ・トモコ) 京都大学人文科学研究所准教授。Ph.D. 専門は人類学。主な著作に『紛争という日常 ──北アイルランドにおける記憶と語りの民族誌』(人文書院、2015年)、‘Humour and the Plurality of Everyday Life: Comical Accounts from an Interface Area in Belfast’, Social Anthropology 30(3), 2022など。 奥田太郎 (オクダ・タロウ) 南山大学社会倫理研究所教授。博士(文学)。専門は倫理学。主な著作に『倫理学 という構え──応用倫理学原論』(ナカニシヤ出版、2012年)、『失われたドーナツの穴を求めて』(共編著:さいはて社、2017年)、『責任と法意識の人間科学』(共編著、勁草書房、2018年)など。 中村沙絵 (ナカムラ・サエ) 東京大学大学院総合文化研究科・准教授。Ph.D. 専門は人類学、南アジア地域研究。 主な著作に『響応する身体──スリランカの老人施設ヴァディヒティ・ニヴァーサの民族誌』(ナカニシヤ出版、2017年)、「道徳哲学と民族誌の「もう1つ」の交わり方──きれいな分析を拒む現実に留まること/逸れること」『文化人類学』86(2)2021年 など。 福永真弓 (フクナガ・マユミ) 東京大学大学院新領域創成科学研究科准教授。博士(環境学)。専門は環境社会学および環境倫理。主な著作に『サケをつくる人びと──水産増殖と資源再生』(東京大学出版会、2019年)、『未来の環境倫理学』(共編、勁草書房、2019年)、Adaptive Participatory Environmental Governance in Japan: Local Experiences, Global Lessons(co-edited, Springer, 2022)など。 (左右社ホームページより引用)

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