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アンドレアス・レクヴィッツ『幻想の終わりに』(人文書院)

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「独自性」を追い求める社会は、私たちに何をもたらすのか 社会はより良く進歩しているという「幻想」が潰えた後期近代。生産のオートメーション化、デジタル革命、単純サービス業の増加等、産業構造の転換によって新しい階級社会が誕生している。リベラルでエコロジカル、グローバル志向の新たな中産階級が影響力を振るい、個々人は「独自性」を競い合う。世界規模で起こっているこの変化は、私たちの生活に何をもたらすのだろうか。欧米の最新文献を網羅しながら現代社会の矛盾や両義性を鮮やかに描く、ドイツ発の新たな社会理論。 「公的な議論は、確固たる楽観的な進歩主義からディストピアやノスタルジーへと、すなわち、ある選択的な見方から別の見方へと転換した。だからといって、現代社会の構造を理解し、それに対処することが以前より簡単になったわけではない。とはいえ、幻想の終わりが画一的な悲観主義に行き着く必要はない。幻想がないということは、冷静なリアリズムを可能にし、分析のための空間を開くような美徳でありえるのだ」(本書より) 【目次】 序章 幻想が消えた現代 第一章 文化をめぐる戦いとしての文化間の軋轢(コンフリクト)――ハイパーカルチャーと文化本質主義 第二章 平準化された中間層社会から三つの階級の社会へ――新たな中産階級・古くからの中産階級・不安定な階級 第三章 工業社会を超えて――分極化したポスト工業主義と認知・文化資本主義 第四章 疲弊した自己実現――後期近代の個人とその感情文化のパラドックス 第五章 自由主義(リベラリズム)の危機と新たな政治的パラダイムの探求――開放型自由主義から埋め込み型自由主義へ 【著者プロフィール】 アンドレアス・レクヴィッツ (著) Andreas Reckwitz/1970年、ドイツ・ヴィッテン生まれ。社会学者、文化理論家。フンボルト大学ベルリン社会科学研究所教授。主著にDie Erfindung der Kreativität. Zum Prozess gesellschaftlicher Ästhetisierung (Suhrkamp, Berlin 2012)、Die Gesellschaft der Singularitäten. Zum Strukturwandel der Moderne (Suhrkamp, Berlin 2017)など。近年の主な受賞歴として、DFG(ドイツ研究振興協会)のゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ賞(2019年)、ハイデルベルク科学アカデミーによる表彰(2021年)など。 橋本 紘樹 (ハシモト ヒロキ) (訳) 1992年、滋賀県生まれ。専門は、47年グループやフランクフルト学派を中心とする現代ドイツ文学・思想。九州大学大学院言語文化研究院助教。松山大学経済学部特任講師を経て、2023年度より現職。訳書に『新たな極右主義の諸側面』(堀之内出版、2020年)、『アーレント=ショーレム往復書簡集』(岩波書店、2019年、共訳)など。主要論文に「アドルノにおけるハイネ講演、あるいは文化批判と社会」日本独文学会機関誌『ドイツ文学』第156号(第59回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞)。 林 英哉 (ハヤシ ヒデヤ) (訳) 1989年、北海道生まれ。専門はヘルダーリンをはじめとする近現代ドイツ文学。三重大学人文学部特任准教授。京都大学非常勤講師などを経て、2022年度より現職。主著に„Lang ist die Zeit, es ereignet sich aber das Wahre“. Hölderlins Poetik des ‚Ereignisses‘ (readbox unipress in der readbox publishing, Dortmund 2021)、„War sie nicht mein […]?“ Die Rhetorik der Melancholie in Hölderlins „Hyperion“, In: Neue Beiträge zur Germanistik 149(第55回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞)。

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