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アジアの美探検隊『『パラサイト 半地下の家族』を見る7つの視線』(クオン)

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クオン 人文・社会シリーズ12 アカデミー賞4冠に輝いた映画『パラサイト 半地下の家族』からアジアの美に迫る、七つの新たな視座 研究者グループ「アジアの美探検隊」が、映画『パラサイト 半地下の家族』を美術史・建築美学・人類学・映画学・文学といったさまざまなアプローチで分析した一冊。 ともすれば韓国の観客だけが理解できる「土着性」の強い作品に思える『パラサイト』だが、現実の再現プロセスを通じて世界中の人々が共鳴して感動し、カタルシスを感じられる作品として誕生した。 この映画に秘められた再現の力を分析することにより、韓国の、ひいてはアジアの美を理解するための、新たな視座を見出すことができる。 【目次】 プロローグ/カン・テウン アジアの美と映画『パラサイト』 1. ヤン・セウク チャパグリの映画美学 2. チェ・キョンウォン 無秩序と秩序の対比によって表現された美しさと醜さの美学 3. キム・ヨンフン 映画『パラサイト』にみる感覚のディテールと韓国の特殊性 4. チャン・ジンソン 映画『パラサイト』における「象徴的なもの」の意味と役割 5. チェ・ギスク 映画『パラサイト』と嫌悪感情    ―テクストはいかにして生活にあふれ出すか 6. カン・テウン 大邸宅の下女たちとパラサイト家族 7. キム・ヒョンミ 映画『パラサイト』の女性はいかにして「線」を越えるか ―階級主義の不安とジェンダー 訳者あとがき 【著者、翻訳者プロフィール】 アジアの美探検隊 (アジアノ ビ タンケンタイ) (著/文) ・カン・テウン  光云大学校北東アジア文化産業学部教授。日本映像文化論、表象文化論専攻 ・ヤン・セウク  仁済大学校国際語文学部、融合文化芸術学協同過程教授。言語学、中国学、文化芸術学専攻 ・チェ・キョンウォン  成均館大学校デザイン学部兼任教授。産業デザイン専攻 ・キム・ヨンフン  梨花女子大学校韓国学科教授。社会人類学専攻 ・チャン・ジンソン  ソウル大学校考古美術史学科教授。韓国および中国開化史専攻 ・チェ・ギスク  延世大学校国学研究院教授。韓国古典文学・韓国学専攻 ・キム・ヒョンミ  延世大学校文化人類学科教授。主な研究分野はジェンダーの政治経済学、労働、移住者と難民、生態問題 廣岡孝弥 (ヒロオカ タカヤ) (訳) 1981 年、富山県生まれ。リトルプレスの制作やサポート業に従事。 オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン正会員。2021 年、 第5回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて最優秀賞受賞。訳書にファン・モガ『モーメント・アーケード』(クオン、2022 年)、同『生まれつきの時間』(inch media、2023 年)。

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