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第11回現代短歌社賞受賞
「安定した不安定さ」とでも呼びたくなる文体にゆるぎない作家性を感じ、「みつけた」という確信を抱いた。
平岡直子
不適応の記号をなぞりながら、世界に対する〈わたし〉の負けを、むりやり勝ちへとひっくり返そうとする。
乾 遥香
言葉自体がもつ自発的な跳躍力を十全に発揮させている。読者はそのエネルギーにただただ身を任せればよいのだ。
大辻隆弘
洗濯機まわるエリーゼのためにかもしれない曲はほそながい川
さわらないようにしている仁丹をあなたはぐちゃぐちゃさわれてすごい
月おぼろあなたなに言ってるのって言われあきたよ水は透明
手をつたう水のわたしっぽくなさとわたしっぽさのあいだに桃が
これからの杏仁豆腐どうでしょうすべてわたしに任せてみるのは
(現代短歌社ホームページより引用)