2014年に著者が自費出版し反響を呼んだ同名冊子を中心に、『働けECD~わたしの育児混沌記』(ミュージックマガジン)後の5年間の日記と散文で構成。震災直後の不安を抱きながらの生活、育児に対する葛藤、世間的な常識のなかでの生きづらさ、新しい恋愛。ありのままに、淡々と書き続けられた日々は圧倒的な筆致で読む者の心を打つ。稀有な才能を持つ書き手の注目作です。
目次
遺影
2011年
2012年
理由
2013年
懺悔
孤独な惑星
2014年
別れを巡る日々
放棄しない
ある日のお見舞い日記
手紙
早川義夫さんの文章のこと
かなわない
誰そ彼
版元から一言
育児日記『働けECD』から5年。写真家・植本一子が書かずにはいられなかった、結婚、家族、母、苦悩、愛。すべての期待を裏切る一大叙情詩。
著者プロフィール
植本 一子 (ウエモト イチコ) (著)
1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等広く活躍中。著書に『働けECD~わたしの育児混沌記~』(ミュージックマガジン)がある。 http://ichikouemoto.com/