地下アイドル・愛野真実の応援だけを生き甲斐にするぼくは、ある日、彼女が殺人犯だというニュースを聞く。かわいいだけで努力しか取柄のない凡庸なアイドルである真実ちゃんが殺人犯なんて冤罪に決まっていると、やはり真実ちゃんのファンだという同じクラスのイケメン・森下とともに真相を追い始めるが―。歪んだピュアネスが傷だらけで疾走するポップでダークな青春小説!
著作者プロフィール
最果タヒ
( さいはて・たひ )
詩人、小説家。1986年神戸市生まれ。2008年に『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。2014年『死んでしまう系のぼくらに』が詩集として異例のヒット(花椿賞受賞)。若手詩人のトップランナーとして詩、小説、エッセイと幅広く活躍している。
(筑摩書房公式サイトより引用)