韓国で映画を学びながら日韓の社会や文化の違いに直面し歴史的な関係に想いをはせ、さまざまな出会いに感謝する――。
映画ライターの著者が肌で感じたことをありのままに綴った等身大エッセイ集!
「韓国へ来る友人、知人を見ていると、日本と違う韓国に接した時、大きく二通りの反応が見られます。「え、日本と違う・・・」と引いてしまう人、「日本と違うね!」とおもしろがる人。私は後者でありたいと思います。なんで違うのか、その背景も知りたい。そういうことの積み重ねで、互いの理解が深まっていけばいいな、と願います」
――あとがきより
著者プロフィール
成川 彩 (ナリカワ アヤ) (著/文)
成川 彩=著
韓国在住文化系ライター。二〇〇八~二〇一七年、朝日新聞記者として文化を中心に取材。二〇一七年からソウルの東国大学大学院へ留学し、韓国映画を学びながら、中央日報(韓国)や共同通信をはじめ、日韓の様々なメディアで執筆。KBS WORLD Radioの日本語番組「玄海灘に立つ虹」で韓国の本や映画を紹介している。二〇二三年、『現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?』(筑摩書房)を刊行。同年、鶴峰賞言論報道部門大賞を受賞。