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山下一路『世界同時かなしい日に』

2,200円

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『世界同時かなしい日に』 山下一路 四六判、並製、208ページ ISBN978-4-86385-647-9 C0092 編者:飯島章友 沢茱萸 高柳蕗子 土井礼一郎 装幀:山田和寛+竹尾天輝子(nipponia) 写真:山田和寛 栞:伊舎堂仁 坪内稔典 世界同時かなしい日に雨傘が舗道の上をころがる制度のような驟雨 2023年に亡くなった山下一路の作品を有志がまとめ、第二歌集『スーパーアメフラシ』(2017年)以降に発表された歌を中心に編まれた遺歌集。 「山下短歌は、人々が日常生活を最優先する中で「考えなくなっている事柄」を寓意的にではありますが伝えようとしています。文体こそ軽みを持っていますが、本人はちっともは面白がらず、溜飲も下げず、深く悲しんでいるようです。それは絶望と紙一重だったかもしれません」(編者あとがきより) 【栞】 伊舎堂仁 坪内稔典 【収録歌より】 この星に投身をする少女のように海底へ降りてゆくレジ袋(題詠:塵も積もれば) 水銀の海に溺れてユニクロの試着室から出られぬアリス これは食べ物ではありません口から溢れだす倫理です ないよりはだいぶいい虫コナーズ ぶらさげているヒロシマの鐘 ふらふらと母飛んできて蛍光す説明ばかりの映画みたいに

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