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ソ・ユミ『誰もが別れる一日』(明石書店)

1,870円

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韓国文学界で大きな存在感を放つ作家ソ・ユミによる小説6編をまとめた待望の短編集。6作品の主人公たちは貧困、失業、借金、離婚、夫の失踪、身近な死、母親との別れなどを経験し、以前とは違う状態に移る瞬間を経験する。変化は不可逆的で、人生は過去の自分との別れの蓄積だ。誰にでも訪れる不安と危機の断面を解剖し、時代と社会の病を敏感に捉え平凡な人間群像を暖かく包み込む、篤実なリアリズム小説。 著者プロフィール ソ・ユミ  (ソ ユミ)  (著) 1975年ソウル生まれ。2007年「ファンタスティック蟻地獄」で文学手帳作家賞、同年「クールに一歩」で第1回チャンビ長編小説賞を受賞しデビュー。都市に暮らす人々の孤独や葛藤を暖かい眼差しで繊細に描く、韓国を代表する女性作家。短編集に『当分は人間』『誰もが別れる一日』『今夜は大丈夫、明日のことはわからないが』、長編に『ファンタスティック蟻地獄』『クールに一歩』『あなたのモンスター』『終わりの始まり』『隙間』『ホールディング、ターン』『私たちが失ったもの』、エッセイに『ひとつの体の時間』などがある。2022年『終わりの始まり』が日本で翻訳された。 金 みんじょん  (キム ミンジョン)  (訳) ソウル生まれ東京育ち。10代で来日、KBSラジオや京郷新聞、雑誌『ヴォーグ』や『シリーズマガジン』などを通して日本のニュースを紹介し日本文化を韓国に伝える活動をしている。慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程単位取得退学。韓国語の著書に『母の東京――a little about my mother』『トッポッキごときで』、韓国語への訳書に『那覇の市場で古本屋』(宇田智子著)『太陽と乙女』(森見登美彦著)『海を抱いて月に眠る』(深沢潮著)など。日本語への訳書に『私は男でフェミニストです』(チェ・スンボム著)がある。 宮里 綾羽  (ミヤザト アヤハ)  (訳) 1980年、沖縄県那覇市生まれ。多摩美術大学卒業。那覇市栄町市場にある宮里小書店の副店長。著書に『本日の栄町市場と、旅する小書店』(ボーダーインク)、共訳書に『日刊イ・スラ――私たちのあいだの話』(イ・スラ著)がある。

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