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ファンタジックな恋愛句集。二度と歩むことのない道を全力疾走で駆け抜けてゆくなかで書かれる言葉はみずみずしく、力強い。いまもっとも注目される俳人佐藤文香の第2句集。
装幀はセプテンバーカウボーイの吉岡秀典。新しい装いの句集が誕生した。
■収録作品より
柚子の花君に目があり見開かれ
目薬の鋭利な水や夜の新樹
電球や柿むくときに声が出て
冬晴れて君宛の手紙はすべて君に
■著者紹介
佐藤文香(さとう・あやか)
1985年兵庫県生まれ。2006年、第2回芝不器男俳句新人賞対馬康子奨励賞受賞。09年、第1句集『海藻標本』により宗左近俳句大賞受賞(ふらんす堂)。共著に『セレクション俳人プラス 新撰21』(邑書林)。池田澄子に師事。
■目次
I
II
敏子さん
IV
V
VI
丘に見えたところ
VIII
(注)「I」「敏子さん」は現代仮名遣い
(港の人公式HPより引用)