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河合拓始 詩集『何か、十一篇』

2,200円

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『何か、十一篇』 河合拓始 四六版、並製、216ページ 定価:本体2,000円+税 ISBN:978-4-86385-655-4 C0092 音楽家・河合拓始の第一詩集 これは「音」である。 実際に声として音になったさまを 思い描く。 音楽と通底しているのかもしれない。 2012年から書き継いでいる「何か、十一篇」の第一~第七集に加え、長編詩「赤い川の流れるほとりで 自転車行商のおじいさんから 真っ青な羊羹をもらう話」ほかを収める。 ゆっくりとしなうように ひとりが腕を上げると ほかの人もだいたいがそれに続く 風のざわめきが急に静かになる こころの涙が姿を変えた岩 そこにひとりひとり座って 用意した泉水を呑み干したら 岩を荷物に入れて持ち帰るのだ 住居に帰ったら海か川に浸して汚れを よく落とす あるいはそのまま放置する レム睡眠の波間にわたしたちが漂うとき ひっそりと岩は光りはじめて 誰も見ていないときに 遠くから花々とつながり合うだろう 【著者プロフィール】 河合拓始(かわい・たくじ) 1963年兵庫県神戸市生まれ。京都大学卒業後、 1991年東京芸術大学大学院修士課程修了。 ピアニスト/作曲家として、現代音楽や即興音楽のフィールドで活動している。 二十数年東京を拠点にしていたが、2012年から福岡県糸島市在住。 九州・関西・関東・欧米で演奏、CDもいくつか。 TAKUJI KAWAI WEB http://www.sepia.dti.ne.jp/kawai/

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