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エドゥアール・グリッサン『マニフェスト』(以文社)

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カリブ海マルティニック島の大作家で、数々の著名な仏文学賞を受賞してきたエドゥアール・グリッサンとパトリック・シャモワゾーによる(グリッサンの10周忌に編まれた)政治的評論集であり、同時に二人の作家による「文学的共犯」としてのマニフェスト集。フランスの旧植民地で、現在は同海外県となったマルティニックに降りかかってきた数々の試練のたび、二人の作家は声を上げてきた。直接的な政治ではなく、人々の感性に訴えかける「言葉の力」を通して、マルティニックやフランスひいては全地球を揺さぶらんとする、その詩人・文学者としての矜持がここに集約される。「予測不能」で豊穣な未来を、惨めな統治に売り渡してしまわないために── 目次 はじめに それでもなお(パトリック・シャモワゾー) グローバル・プロジェクト宣言 遠くから…… ディーンは通過した、再生しなくてはならない。いますぐ! 壁が崩れおちるとき 世界の妥協なき美しさ 高度必需「品」宣言 あとがき 政治の詩学(エドウィー・プレネル) 訳者あとがき 著者プロフィール エドゥアール・グリッサン (エドゥアール グリッサン) (著/文) エドゥアール・グリッサン(Édouard Glissant) カリブ海マルティニック島出身のフランス語作家・思想家(1928-2011)。 日本語訳に『レザルド川』(現代企画室)、『第四世紀』、『カリブ海序説』(近刊)、『〈関係〉の詩学』、『フォークナー,ミシシッピ』(以上,インスクリプト)、『憤死』、『痕跡』、『マホガニー』、『ラマンタンの入江』(以上,水声社)、『多様なるものの詩学序説』(以文社)、『全-世界論』(みすず書房)がある。 パトリック・シャモワゾー (パトリック シャモワゾー) (著/文) パトリック・シャモワゾー(Patrick Chamoiseau) カリブ海マルティニック島出身のフランス語作家(1953年生まれ)。日本語訳に『素晴らしきソリボ』(河出書房新社)、『クレオール礼賛』(共著)、『クレオールとは何か』(共著)、『テキサコ』(以上,平凡社)。『幼い頃のむかし』、『カリブ海偽典』(以上,紀伊國屋書店)、『クレオールの民話』(青土社)がある。 中村隆之 (ナカムラ タカユキ) (翻訳) 中村 隆之(なかむら たかゆき) 早稲田大学法学学術院教員。フランス語を中心とする環大西洋文化研究。著作に『カリブ-世界論』、『環大西洋政治詩学』(以上,人文書院)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店)、『野蛮の言説』(春陽堂書店)など。訳書にル・クレジオ『氷山へ』(水声社)、『ダヴィッド・ジョップ詩集』(夜光社)などがある。

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