
SOLD OUT
待望の著者初句集!
これからの俳句の可能性を大幅に拡張する、
〈句〉と〈文〉の、新たな草むら。
ぽつぽつと降り、滲み、しばらくしてくっきりと像を結ぶ。これは偏愛してしまう本。
--葉ね文庫・池上規公子さん
福田若之にしかできない言葉と世界の出会わせ方があって、そこで俳句は未知の貌を覗かせている。
--水中書店・今野真さん
挑戦的かつ生身のスタイル。ここにあるのは今生きてる時代の気分そのものなんじゃないか。
--紀伊國屋書店新宿本店・梅﨑実奈さん
【本文より】
時代はきっと僕の句集をなんら必要だと感じないだろう。時代はただひたすら先へ先へと伸びていくだろう。けれど、僕がこの時代に生きてこの句集を結晶させることは、きっと、どれだけ世界を繰り返したとしても、同じことだっただろう。それほどまでに、僕は、『自生地』が結晶することを望んでいる。
著者プロフィール
福田若之 (フクダワカユキ) (著/文)
1991 年、東京都生まれ。俳句同人誌「群青」「オルガン」に参加。ウェブマガジン「週刊俳句」(http://weekly-haiku.blogspot.jp/)を共同で運営。共著に『俳コレ』(邑書林、2011 年)。