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【紹介】
ひまはりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまはり
没後25年にしてなおみずみずしく輝く金字塔。圧倒的なしらべの美しさ。
『モーツァルトの電話帳』(完本)、『なよたけ拾遺』『樟の木のうた』『ふしぎな楽器』の四歌集より全587首収録。
♭(フラット)と二冊同時刊行。
あまでうすあまでうすとぞ打ち鳴らす豊後(ぶんご)の秋のおほ瑠璃(るり)の鐘
『モーツァルトの電話帳』
ゆふぐれに櫛をひろへりゆふぐれの櫛はわたしにひろはれしのみ 『なよたけ拾遺』
べくべからべくべかりべしべきべけれすずかけ並木来る鼓笛隊
『樟の木のうた』
あはれしづかな東洋の春ガリレオの望遠鏡にはなびらながれ
『ふしぎな楽器』
カバー装画=井上陽子
ブックデザイン=鈴木成一デザイン室+宮本亜由美
【目次】
モーツァルトの電話帳(完本)
モーツァルトの♫⇨
あいうえお⇨
かきくけこ⇨
さしすせそ⇨
たちつてと⇨
なにぬねの⇨
はひふへほ⇨
まみむめも⇨
や ゆ よ⇨
らりるれろ⇨
わゐ ゑを⇨
ん⇨
電話帳⇨
〈information 〉
なよたけ拾遺(抄)
なよたけ拾遺 Ⅰ Ⅱ Ⅲ
樟の木のうた(抄)
Ⅰ Ⅱ
ふしぎな楽器(抄)
Ⅰ Ⅱ Ⅲ
編集ノート ♯ 石川美南
【著者プロフィール】
永井陽子
1951年、愛知県瀬戸市生まれ。十代から短歌に親しむ。69年「短歌人」入会。78年、『なよたけ拾遺』で現代歌人集会賞、95年、『てまり唄』で河野愛子賞受賞。2000年没。2005年、『永井陽子全歌集』刊。
石川美南
1980年、神奈川県横浜市生まれ。十代から短歌に親しむ。歌集に『砂の降る教室』『裏島』『離れ島』『架空線』『体内飛行』。2020年、第一回塚本邦雄賞受賞。