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リルケ『リルケ詩集』(亜紀書房)

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※装丁のデザインが3種類ありますが、お選びいただけません。 ◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。 ◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。 **********  日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを  目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。  私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。  そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。  ────「日常の中で飢えている言葉」より  「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。  詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。  ────若松英輔(解説より) 前書きなど 日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。 私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。 そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。 ────「日常の中で飢えている言葉」より 「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。 詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。 ────若松英輔(解説より) 著者プロフィール リルケ (リルケ) (著/文) 1875年12月4日、プラハに生まれる。オーストリアの陸軍士官学校を中退、プラハ、ミュンヘン、ベルリンと転居を重ねる。この間詩のみならず小説や戯曲を発表する。1899年と1900年、ロシアへ旅行、詩作へつながる感動を受ける。1901年、女流彫刻家ヴェストフと結婚。1902年、単身パリに立つ。芸術家の精神をロダンから学び、『新詩集』(1907)へと結実、1910年、パリ生活の孤独な悲しみと憂鬱を小説『マルテの手記』に書く。第一次大戦後、1921年、スイスに移り、詩集『ドゥイノの悲歌』『オルフォイスへのソネット』を完成させる、1926年12月29日、白血病の悪化により死去。 片山 敏彦 (カタヤマ トシヒコ) (翻訳) 1898年高知県生まれ。1961年東京都で死去。詩人、評論、翻訳など多彩な業績をのこす。著書『片山敏彦著作集』全10巻(みすず書房1971-72)。訳書に『ロマン・ロラン全集』(みすず書房、1947-66、1979-85)所収の『ジャン・クリストフ』『内面の旅路』ほか。ゲーテ『タウリス島のイフィゲーニエ』(岩波書店、1951)、A.モロワ『文学研究』(新湖社、1951)、リルケ『果樹アルナ園』(人文書院、1952)、H.リード『クレエ』(みすず書房、1954)、カロッサ『老手品師』(養徳社、1957)。訳編『世界詩集』(アポロン社、1960)ほか。 若松 英輔 (ワカマツ エイスケ) (解説) 1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。 近著に、『詩集 見えないものを探すためにぼくらは生まれた』(亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。 四六変形判 縦177mm 横138mm 厚さ28mm 重さ 397g 360ページ 上製 定価 2,500円+税 ISBN978-4-7505-1869-5

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