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渡辺松男『あぢさゐだつたらあぢさゐの中』

2,530円

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歌集 『あぢさゐだつたらあぢさゐの中』 渡辺松男 定価:本体2,300円+税 四六判、上製、176ページ ISBN978-4-86385-675-2 C0092 装幀 毛利一枝 第十二歌集 鶏卵は青嵐(せいらん)渦をまくなかに一個しづかに無風をおこす 存在と非存在の境界を問い 繫がりを模索し続ける渡辺松男の 新たな地平線が、 この歌集から見えてくる かりん叢書451篇 【収録歌より】 泡だから泡だつてゐる泡の中 あぢさゐだつたらあぢさゐの中 日に一度巻いてやらぬと古時計止まつてしまふ かういふの好き かがみの奥のわたしから手ののびてきてどんなにのびてもわれへとどかぬ 石楠花の群落のなかに耳をおき耳よ愉しめわれは去るから 至仏山頂上に立ち日輪は天にある傘闇をさえぎる 【著者プロフィール】 渡辺松男(わたなべ・まつお) 1955 年群馬県伊勢崎市生まれ。 歌集に『寒気氾濫』『泡宇宙の蛙』『歩く仏像』『けやき少年』『〈空き部屋〉』『自転車の籠の豚』『蝶』『きなげつの魚』『雨ふ る』『牧野植物園』『時間の神の蝸牛』。句集に『隕石』。 現代歌人協会賞、迢空賞、芸術選奨文部科学大臣賞等。「歌林の会」会員。

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