original
『カリコ博士と町医者』 アメリカ留学青春記 それぞれの旅立ち
村石昭彦
四六判、並製、256ページ
定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-86385-611-0 C0093
装幀:緒方修一
ともに科学を生き、将来を夢見た人が
ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
ペンシルベニア大学で、RNAやDNAを用いた最先端の遺伝子治療の開発を夢見て研究生活を共にした若き研究者たち。そのひとり、無名時代のカタリン・カリコ博士の実像と魅力を知る著者が、彼女の苦悩と挫折、そして復活と栄光を描いた実話に基づく異色話題作。
2023年ノーベル生理学・医学賞を受賞した新型コロナウイルスワクチン開発の立役者カタリン・カリコ博士。
彼女を間近かにみてきた著者が伝えたいのは、何より、博士の魅力。そして、夢を決してあきらめないこと。科学研究の素晴らしさ。将来ある若者と、導く大人たちに読んでほしい。
【著者プロフィール】
村石昭彦(むらいし・あきひこ)
1959年、福岡県出身。米国ペンシルべニア大学循環器科、ヒト遺伝子治療研究所等へ留学。この時、カリコ博士と知り合う。帰国後、福岡県柳川市で開業医となる。